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Voice from our staff
スタッフが語る、私たちの仕事の魅力
野河特許事務所では、弁理士、特許技術者や法務のプロフェッショナルが一堂に会し、共に成長し合う環境を整えています。私たちがなぜこの仕事に誇りを持ち、やりがいを感じているのか、現場の声を通して仕事や働き方についての本音を探ります。
保田 英樹(2010年入所)
私は、特許明細書を書いた経験はないものの、もともと知財の分野に興味があり、大学院在学中から弁理士試験の一次試験の勉強をしていました。そして大学院で博士号を取得した後、縁あって野河特許事務所に入所しました。
それまで知財の実務を経験したこともなく不安でしたが、入所後、ベテランの弁理士の先生方から懇切丁寧なご指導をいただいて、特許明細書の書き方や背景となる法律知識などについて学びました。
弁理士資格は、数ある資格のなかでも難関の国家資格ということもあり、合格するまでにかなり勉強する必要があります。幸い、入所後数年で弁理士試験に合格することができましたが、当所では、勤務時間終了後に弁理士試験の資格学校に通って勉強をする時間もあり、比較的自主的に勉強をする環境に恵まれているように思います。
また、勤務時間がフレキシブルなことも大きなメリットだと思います。私の場合、子供がまだ小さく、朝の送り迎えをしなくてはならないときに、家庭の事情を考慮して勤務時間をずらしてもらえたことがあり、とてもありがたく思いました。このように、所員一人一人への配慮が行き届いていることも、当所の大きな魅力だと思います。
所内の環境ですが、所員の間を隔てるパーティションなどはなく、弁理士や特許技術者、事務員、翻訳者などの間で分け隔てなくいつでも自由にコミュニケーションできる雰囲気があります。そのため、難しい案件を抱え込んだ場合も一人で悩むことなく、所長や副所長をはじめとして実務経験豊富な弁理士の先生方にいつでも気軽に相談することができるので、とても仕事がしやすい環境だと思います。
当所は、日本国内だけでなく、アメリカや中国、イタリア、ドイツ、フランス、インド、スウェーデン、台湾など、世界各国の特許や商標などの案件も数多く扱っております。私は、長年の研究生活で培った英語力を活かして、これらの国々の代理人と一緒に知財の仕事をする素晴らしい経験をすることができました。
知財の分野は、法改正も頻繁にあり、弁理士の資格をとった後も継続的に勉強しなければなりません。でも、仕事を通じて得られた知識や生きた経験は、かならず自分の大きな財産となります。もちろん、知財の仕事は、出願の締め切りなども厳しくハードな面もありますが、頑張って特許権や商標権が取得できれば、顧客にも喜ばれるので達成感があり、とてもやりがいのある仕事だと思います。
金子 裕輔(2009年入所)
・入所の経緯
転職のきっかけは、大学、大学院で得た知識や経験を活かした仕事に就きたいと漠然と考えていた頃に、弁理士なる資格があり、発明を特許として申請する業務があることを知り、知的財産に興味を持ったことでした。私は当時、知的財産全般の業務が未経験でしたが、ご縁があり、2009年に野河特許事務所に入所し、かれこれ15年が経過しました。まだまだ力不足を感じることはありますが、事務所の先輩方の指導だけでなく、クライアントの皆様にも業務を通じて学ばせていただき、およそ一通りの業務を一人でできるまでになれたかと思います。
・当所の魅力
当所には、特許実務未経験の方も先輩方の指導やOJTを通じて成長できる環境があると思います。もちろん自身の努力も必要ですが、最先端の技術に触れ、それを権利として成立させる業務の面白さを楽しむことができれば、自然と成長できるかと思います。特許業務には、明細書作成、審査対応、外国特許庁への出願、外国クライアントからの国内出願などがありますが、当所では、それらを業務ごとの担当制とはせず、一人の担当者が全てを行います。もちろん入所してすぐにという訳ではありませんが、任せられるレベルになれば、幅広い業務を担当できることも魅力です。
・向いている人
特許業務に向いている人の資質や適性として、論理的思考力や文章作成力がよく言われますが、最近になって私は、想像力とコミュニケーション力がある人は知識と経験を得た後、急激に伸びるのではないかと思うようになりました。我々のクライアントは企業が多いのですが、当然にクライアントの皆様にもお客様がいます。クライアントがお客様に届けようとする価値、クライアントのお客様が求める物やサービスを想像できる力は、明細書作成や審査対応において大きく役立つように思います。また、想像したものが実際そうであるかは分かりませんので、クライアントとのコミュニケーションを通じて、より正確に要望や意図をくみ取る力は、よりよい権利の取得につながると思います。
甲斐伸二(2008年入所)
弁理士資格を取得後、弁理士会のインターン制度で野河特許事務所にお世話になりそのまま15年間以上この事務所で働いています。大学時代の専門は材料工学なのですが、今では、制御系、構造系、化学系、材料系など様々な分野の仕事をこなせるようになりました。この仕事では専門にとらわれることなく様々な知識を得ることができ、考え方や発想の幅が広がる仕事であると思います。新しい分野の仕事を始めるときは勉強する必要があるのですが、インターネットや本で分からないことを調べながら仕事を進めることにより仕事をこなすことができます。また、個人で行う仕事が多いため、自由度が高くやりがいを感じることができる思います。また、企業や大学のさまざまな新しい発明に触れることができ、自分で作成した特許明細書で特許となると達成感を感じれられると思います。
嶋本 一輝(2022年入所)
私が、知的財産業界に興味を持ったのは、特許技術者という職種を知ったことがきっかけになります。具体的には、転職活動をしている中で知りました。特に理系の知識を活かして文書を書くところに興味を持ちました。しかしながら、当時働いていた会社では、平日に転職活動をするのが難しかったことや、次の職に行くとしても、手に職を持つか、資格を取得した後にしたほうがいいと言われたことをきっかけとして転職活動はいったん休止して、弁理士試験に挑戦しました。その後、弁理士試験に合格し、実務修習を終えた後、転職活動をしました。
野河特許事務所を知ったきっかけは、見学会です。見学会では、所長や副所長の他に、歳が近い人とお話することができました。見学会でお話していただいたことや事務所の雰囲気がきっかけで、野河特許事務所で働いてみたいと思い入所を決意しました。
私は、弁理士資格を取得してから野河特許事務所に入所したので、法律面はある程度知っていたのですが、実務は全くの未経験で少し不安な面もありました。しかしながら、入所後は、OJTを通じて根気よく指導していただき、少しずつ自分の成長を感じながら仕事に取り組むことができています。また、OJT以外にも、実務に関する研修を受けることができ、それが実務に役立ったりします。
仕事としては期日が厳しい仕事があったりするなど、ハードな面もありますが、非常にやりがいのある仕事だと思います。
未経験でも、指導をとおして成長できると思いますので野河特許事務所への入所お待ちしています。
M. Y(2023年入所)
私は転職活動をきっかけに、野河特許事務所に入所しました。これまで企業や大学で研究を行ってきた経験はあるものの、特許をはじめ知的財産関係業務については経験も知識もありませんでしたので、転職する際には不安もありました。しかしながら、入所前から先輩弁理士をはじめとする先輩方がたくさん話を聞かせてくださり、不安を解消した状態で入所できました。そして、入所後も丁寧にご指導いただけ、何でも相談しやすい環境であるため、入所前後で働き方等に対するイメージのギャップもほぼなく、毎日楽しく働くことができています。また、弊所の弁理士は現在男性のみですが、特許技術者や事務を合わせると女性も多い職場ですので、女性でも働きやすい職場だと感じます。
特許事務所という職場柄、当然勉強しなければならないことは多いとは感じますが、座学やOJTを通じて、法律制度、専門用語などの実務に必要な知識は無理なく身についてきているように思います。また、特許庁の審査基準や、クライアント様の発明やビジネスに対する考えなども日々勉強していくことで、クライアント様の発明をよりよい形で権利化できる方法を考えるのは、この仕事の難しさであると同時に、魅力だと感じています。
現在、私は弁理士資格を取得していない特許技術者であるため、日々の業務としては、主に国内外のクライアント様からご依頼いただいた化学バイオ分野の発明の権利化業務の補助を行っています。具体的には、先輩弁理士の指導監督のもと、発明のヒアリング、クレームの起案から拒絶理由通知への対応まで、様々な業務の補助を行っています。先日、とある拒絶理由通知への対応時に、発明者や先輩弁理士に私のアイディアを採用頂き、その結果、クレームの範囲を限定せずに発明を権利化することに貢献できた時は大変嬉しくやりがいを感じました。
今後は、さらにクライアント様に信頼して頂ける人材になれるように、実務対応力を磨きながら、弊所の弁理士資格取得支援制度も活用して弁理士資格獲得にも挑戦したいと考えています。
M.T(2023年入所)
学生のころに知った「知的財産」という言葉をきっかけに、弁理士の仕事に興味を持ちました。一度は企業での勤務も経験しましたが、やはり知財業界で働きたいという思いを捨てきれず、特許事務所への転職を決めました。
転職活動の中で、バイオ分野の募集があったことから野河特許事務所を知りました。ライフステージに合わせて業務量の調整ができる点や弁理士資格取得の支援制度に惹かれ、当所を志望しました。
現在、入所から半年ほどが経ちました。所属分野の上司の指導の下、作業の手順や方針などイチから周りの方に相談に乗っていただきながら、主に中間処理業務を覚えているところです。新しい業務を与えられるごとに、手続き全体のうちどの段階にあるものか、どのような対応が可能かなど、条文と照らし合わせながら教えていただけるので、業務や制度への理解がより深まります。
また、外部研修等を通して、実務に直接関わる法律や判例のみならず、クライアントである企業知財部の考え方や取り組みを学ぶ機会も設けていただいています。特許事務所の主な仕事は、権利の取得のための代理業務ですので、クライアントの求める権利を正しく理解する必要があります。そして、クライアントの求める権利とは、クライアントの事業に沿うものであるはずです。これらを踏まえた上で、どのように権利化を進めていくか、どのように付加価値を提供できるかを常に考えて動ける人になれるよう、勉強中です。
個人の担う業務の幅が広いことが、当事務所の特徴であると考えています。権利化業務については、新規出願、中間処理、海外案件等の業務内容で担当を分けるのではなく、クライアントごとに担当が割り振られます。ですから、出願から権利化、審判等さまざまな段階の業務について弁理士の補助につくことができます。
わたし個人としては、弁理士資格を取得すること、事務所の一員としては、自身の課題を具体的に把握し、克服しながら早く一人前になることが今の目標です。